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2021.12.24

三沢市漁協様訪問

12月14日に、青森県三沢市漁協さまへ2022年度の販売戦略会議に参加する形で訪問してきました。

まずは、セリ場をのぞきましたが、ちょっと小さ目ながら旬のマサバがしっかりとシャーベットアイスにインされて冷却されていました。

導入から3年、すっかり使う方も慣れ切ったようで、私達も一安心です。

今年、大不漁が報じられている鮭もシャーベットインしていました。ただし、メスは卵が凍るので通常氷ですが・・・

それはなぜかと言うと、一般的に中型魚の”身”が凍る温度は−2℃程度と言われていますが、魚卵はもっとデリケートだからです。

私達は導入の2年半前に、漁協様からご相談を受け、マイナス1.5℃のシャーベットへメス鮭を浸漬した時の魚卵の状態についての検証を行っていました。

この検証により、マイナス1.5℃では魚卵が凍ってしまうことが判明したので、正直に結果をご報告しました。その結果、機器導入後もこの時期のメスには通常氷を使っています。

私達は、お客様の気になる事や不安要素が一つでもあれば一緒になって検証し、通常氷の併用も含めた最適な使い方を「一緒に作り上げていくこと」をモットーとしています。

 

訪問当日の現場には、セリ前に到着したこともあり、人影はまばらで少し寂しさを感じていました。

しかし会議に参加し一転!シャーベットアイス製氷機が着実に三沢市漁協の一部となっていることに安心と喜びを感じた訪問となりました。

それは今回の販売会議で、三沢市漁協様による脳〆・脱血・神経締めによる鮮度維持と弊社シャーベットアイス輸送の効果について高い評価を頂いたからです。

私達は機器導入のお客様が、シャーベットをフルに活用して下さり、その結果として魚価が上がっていく事、ひいては生産者様が豊かになっていく事を目的として導入後のサポートをしてきました。

その実現の一端を目の当たりに出来たと心から嬉しく思っています。