2022年6月10日、株式会社宇和島プロジェクトさま新工場の竣工式が執り行われました。

新工場は、外観はスマートに、そして工場内も、輸出のグローバル化を実現する機能性に優れた施設となっています。
施設内をお見せ出来ないのが残念です。。。

同社は、地元愛媛県内の生産者、水産業者と連携して鮮魚の加工・販売を手がけており、国内の有名飲食店への出荷はもちろん、海外への輸出にも力を入れている企業です。
皆さんも同社が扱う「みかん鯛」や「宇和島サーモン（みかん銀鮭）」「チョコブリ」などの製品名を一度は耳にした事があるのではないでしょうか？

【↓株式会社宇和島プロジェクトさまのHPはコチラ】
http://www.project-u.jp/

さて、この加工施設には弊社のＳＷＩＴ®（スウィット/旋回流誘引型成層空調システム）を採用頂いております。
ＳＷＩＴ®によって、『衛生向上（天井結露防止）と省エネ（ＣＯ２削減）を実現したい』という同社社長・木和田さまの熱い要望に答えるべく、旧工場での約3年半にわたるSWIT®共同検証と運転実績を経て、このたび満を持して導入させて頂きました。

今回、宇和島プロジェクトさまが導入した「SWIT®」ってどんな空調システムなの？

と思っておられる方も多いはず。

そこで、チョットだけ説明を・・・

従来方式（混合空調：ミキシングとも言います）は、皆様もご存じの通り、天井から空気がビュービュー吹き出して来る（風速5m/s程度！）ような空調でした。また、大空間になるほど室内全体を空調する必要があり、ランニングコストもかかります.

一方、弊社のSWIT®は置換換気という方式を採用しています。置換換気というのは、空気の比重差を利用して、効率よく室内の汚れた空気や熱気を新鮮な外気に置き換えて（追い出して）しまう仕組みです。

室温よりも若干低い温度の空気を0.5m/s前後の微風速で下方より吹き出すことにより、音が静かでドラフト感もありません。汚れた空気を上方より排出するため、作業域の空気は常に清浄です。
従来方式と違い、作業域だけを空調することにより、省エネ性と天井結露防止のような衛生性を同時に実現する事ができたのです。

もちろん、ユニットは分解して隅々まで洗浄可能！衛生面にも配慮しております。

導入先としては、食品工場やクリーンルームで精密機械を扱う工場などが多い為、通常は関係者しか目にすることのない空調システムですが、宇和島プロジェクトさまでは、なんと！！見学者ルームからもその姿（笑）を臨むことができます！

同社工場を見学する機会があれば、「こんな空調システムを使っているんだな」と気にして頂けると嬉しいですね。。。